嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

重度知的障害の我が子は国会議員になれますか

重度知的障害

我が子には重度の知的障害があります

 

息子との会話はほとんど成り立ちません

息子が一方的に話す事を聞くか、こちらが言いたい事や話したい事や注意しなければならない事がある時に一方的に話をして聞かせるという感じです

息子が話す事と言っても会話形式ではなく単語がほとんどです

その単語も断片的で、初めて聞く人には何のことを言っているのか何が言いたいのか理解出来ないと思います

親の私でさえ息子の話すいくつかの単語を頭の中で整理し、上手くつないでいかないと理解出来ない事も多いのです

自分でやりたいのか、私にやって欲しいのか、息子にとってはそれを伝える事も難しく私がその都度状況からくみ取り対応していくしかありません

 

基本的に息子はいつも落ち着きがなく、私が何を話してもとても聞いているようには思えません

それでもちゃんと聞いておいて欲しい事や覚えておいて欲しい事などは何度も何度も話をします

危険な事や汚く不潔な事、それをやったら人に迷惑をかける事など何度でも話をします

ですが、何度話をしてもなかなか理解してもらえません

 

重度知的障害の息子と話をするという事は簡単な事ではなく、根気もいりますし忍耐も必要となってきます

 

こちらがイライラしてしまったらどうしようもないとわかっているのに・・

 

駄目ですね、息子に申し訳ないと思うことばかりです

 

 

 でも、そんな息子がもし言葉を話す事が出来たとしたら・・

 

 彼は何を話してくれるでしょう

 

いつも一緒にいる母の事をどう思っているか?先ず聞いてみたいo(゚ー゚*o)ワクワク

 

それから・・今の状況を、こうなっている今のこの状況に対しての彼の気持ちを聞きたいです。

聞かせてほしいです。

 

息子にとって社会は信用出来ないものであり、自分の為には誰も何も解決してはくれない悲しい場所なのだと思ってはいないでしょうか

 

 

先日の選挙で重度障害者の方が当選しました。障害者の立場から訴えたい事がたくさんあるだろうと思います

 

息子が言葉を話し、『知的障害者がもっと楽に生きられる様に教育や社会を変えていきたい。そのために僕は国会議員になる!』と言えば私は喜んで息子の夢を叶えてあげたいと思います

 

全身全霊、息子と共に息子の為に頑張ります

 

 ですが

 

ですが、現実は息子は話す事は出来ません

 

世の中の事なんて何もわかりませんし、今の自分の状況もわかってはいません

 

母が何を思い何に悩み、何を考えているか理解する事は出来ません

 

【重度知的障害者の息子を国会議員に】・・冗談でも人に嘲笑されそうな話です

 

 

でも時々思うのです

 

息子が、重度知的障害の息子が世の中を変えるとするならいったいどんな世の中にしていきたいだろうかと・・・

 

 どんな社会にしていきたい?

 どんな学校にしていきたい?

 

知的障害があったっていいんだから!

あなたの好きなように自分の思うままに変えてみなよ!?

 

 でも、息子に出来ないなら・・息子に無理なら・・

 

母が変えていってあげるしかないのでしょうか

 

 

母は様々な事を理解し乗り越える事は出来ます

 

が、知的障害のある息子は訴える事が出来ないのはもちろん、悔しいという感情さえもありません

 

 

 息子は国会議員にはなれないし、世の中を変えていく力もありません

 

 

一人では何も出来ない重度知的障害児であり、社会的弱者のままです

 

 2016年7月の事件

 

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら46人が殺傷された事件で、殺人罪などで起訴された元職員の植松聖(さとし)被告(29)が朝日新聞記者との面会に応じ、「話しかけて返事がない人を刺した」と事件当時の状況を説明した。「意思疎通がとれない人は安楽死すべきです」と障害者を不当におとしめる考え方を変えておらず、来年1月に予定される公判でも同様の主張を展開するとみられる。2019年7月22日朝日新聞デジタル

 

悲しい悲しい事件です 

 

「話しかけて返事がない人を刺した」・・・息子は返事出来ないだろうな、きっと

 

 

「意思疎通がとれない人は安楽死すべきです」・・息子は意思疎通とれないよ、多分

 

 

息子がこの場所に居たらきっと刺されてたんだろうなあ

 

 

 

被害にあうのはいつだって【社会的弱者】だね

 

ああ、母は魔法使いになりたいよ

 

魔法使いになって君を話せるようにしてあげたいよ

 

そしたら息子よ

 

君は知的障害者の立場から世の中に訴えておくれ

 

 

知的障害者だって人間なんだ!!!って。