嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

自閉症で重度知的障害のある息子。支援学校登校拒否から早6年。傷ついた心は何処へ

たった一人の小さな闘い

 

ほらほら

 

振り向いちゃだめだよ

 

見えないものが見えてしまうから。

 

だって

 

 売っちゃったんでしょ?

 

死神

 

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お願いは諦める事

 

 

エテが怪我をして休み始めてから学校関連の人達が幾度も来られている

だが、エテの怪我の事を心配したり、気にかける人達はほとんどいなかった

『エテ君の調子はどうですか』、そういう問いかけはあっても

『怪我の具合はどうですか?良くなりましたか?大丈夫ですか?痛がりませんか?』

怪我に対するそういう問いかけをする人はいなかった

学年が変わる度に担任があいさつに来てくれたが、そういう言葉は聞けなかった

爪が剥がれるという大きな怪我も、まるで擦り傷程度の扱いなのか?

触れてはいけない事なのだろうと思った

学校内で怪我をして、登校拒否になっている事は触れてはいけない事・・・

それを口に出したら負け、そして責任を問われたら負け

そういう事なのだろうと家に訪れる人達を客観的に見ていた

 

ある学年の時の担任は怪我をした事も、休んでいる事さえも知らなかった

『そうだったんですか』と驚いている先生に驚き、きつい口調でお願いした事もある

『学校と教育委員会と保護者との話し合いの場をもってほしい』と。

『上に伝えてもらって、日にちを決めて欲しい。決まったら連絡してほしい』と。

それが叶わないお願いだった事は・・・言うまでもない。

数年前も今も何も変わっていないというのはそういう所なのだ。

 

 

 

答えもないまま

怪我をして1年経ち、2年経ち・・・3年が経ち・・・

出された答え

それは『エテが自分で爪を剥がした』という言葉だった

 

卒業式、エテの為に卒業証書を家に届けたいと言われた

エテに証書を直接手渡ししたいと。

学校以外の第三者含め3人で来たいとの事。

いいですよと返事したら喜んで帰っていった

だが・・・

誰のための、誰が満足する、誰が待っている卒業式・卒業証書なのだろうと思った

そして一晩考え、断った

どういう顔をして、エテの前でどういう顔をして受け取れというのか?

母としての小さな抵抗・・・

意味があるのか、無いのかさえわからない抵抗。

が、それで良かったと思っている

 

一緒に訪れる筈だった第三者に見せる為だけの、形だけのパフォーマンス

ただそれがやりたかったのではないか

 

いまだに届けられていない卒業証書

どこにあるともわからない卒業証書

それが答えだろうと思っている

 

いや、もしかしたら

『卒業証書は袋に入れてドアノブにかけておいてほしい』

とお願いしていたので知らないうちにかけられていたのか?

見てはないが・・・

 

たった一人の小さな闘い

爪が剥がれる怪我も、転んで出来た擦り傷程度の扱い

何故爪が剥がれる事故が学校内で起きたのか尋ねてみれば

『エテ君が自分でやった』と6歳の子供に責任を押し付ける

まるで学校には何の落ち度も、何の責任も無い!!

そういう態度で接せられてきた

親として何とも歯がゆく、ずっと腹立たしい気持ちだった

 

学校で受けた虐待ともとれる洗面器風呂

担任からはシャワーだと聞いていた

洗面器という単語を出したのはエテ本人

学校が怖くて、担任が怖くて、必死に紙に書いた中に入っていた単語

担任はそれを見て気まずそうに苦笑いしていた

まさかエテから洗面器という単語が出てくるとは思ってもいなかったのだろう

 

先ず、4月という時期はまだ肌寒い日が多い

その時期に、どういう場所で、どんな風に、洗面器での風呂に入らされていたのか?

非常に聞いてみたい事だった

 

今でも、もし会えたら聞いてみたい

エテの苦手な事、怖がる事、パニックになりそうな事は伝えてあったはず。

にもかかわらず、エテが嫌がる事をやり続けたのは虐待じゃないのか?と。

それがトラウマで今でも学校とあなたを怖がっているのですよ?と。

 

もしかしたら私の方に誤解があるのかもしれない

もし何かしら誤解があるのなら解いて欲しい、そうも思っている

 

学校からもらった用紙

努力されているのがよくわかる

きっと良い学校になっていくのだろうと思っている

偉そうだが、ほんとにそう思う

 

学校の試みがエテの入学前にあったらなと思う、残念

本当に有難い事だが、訴え続けるのも疲れ、諦めてもいる

 

訴え続けようと思う気持ちと、どうせ何も変わらないという諦めの気持ち

 

ただ、自分のその時その時の気持ちや考えはここに正直に残していこうと思っている

自分に、そして読む事は決してないエテに対して正直でいたいと思うから。

 

母として子を思う気持ちを

日々変わっている危うい自分の気持ちを

エテがこの世に存在しているのだという事を、書き続けていく

 

いつも同じ様な内容ばかりかもしれないが、それもまたその時の自分

そう思っている日々の自分を見つめながら、進んでいく

 

エテの事に関する限り続くであろう、悔しく、腹立たしい思い

 

それは決して消える事はない

 

たった一人の小さな闘い

 

 

では、また明日